プロのおすすめ食べもの紀行〜広がる・深まる食の世界〜

 

大人も子どもお腹スッキリ!(第2回)
   〜「便秘解消のヒント」〜

こんにちは。栄養士・フードコーディネーターの黌農祐子です。
前回につづき、大人にも子どもにも 多い「便秘解消」についてお伝えして参ります。
■ゴボウやキャベツは「(水)不溶性食物繊維」

 

さて、ここで、食物繊維についてもう少し詳しく見てみましょう。
一口に「食物繊維」といっていますが、「(水)不溶性」と「水溶性」とに分けることがでるのはご存知でしょうか?そして、この「不溶性」と「水溶性」で実は働きも違います。
「不溶性食物繊維」は、見た目にも、食べた感じでも「食物繊維がイッパイ」というイメージのゴボウ・キャベツ・レタス・イモ類や全粒粉を使ったパンや蕎麦など。


これらには便の嵩(かさ)を増やす働きがあります。同時に腸内の水分を吸収しますので、一緒に水分を摂るように心がけましょう。
例えば、キャベツをたっぷりいれたお好み焼きとゴボウたっぷりのお味噌汁、サツマイモと牛乳のポタージュなど、工夫をしてみてください。

 

■海藻類は「水溶性食物繊維」

 

そして、「水溶性食物繊維」は、便をヌルっとした膜でコーティングし、「スッキリとキレの良い便」にして、排便を楽にする働きがあります。昆布やワカメといった海藻類や果物がその代表選手。海藻類のヌルヌルとした感じ、おわかりになりますよね。
他にも、果物のペクチンも水溶性食物繊維です。ジャムなどの添加物で「ペクチン」は見たことがある方も多いのではないでしょうか。みかんやレモン・柚子など柑橘類の種やうす皮(房の袋)を水に入れて冷蔵庫で一晩置くと、水がトロっとなります。そのトロトロがペクチンによる働きです。このお水をお料理に使うのも良いですね。冷凍保存をしたり、一度煮沸すると長持ちします。また、お顔に直接塗るのもOKです。
ただ、そのまま飲む時は、沢山飲み過ぎると、ビタミン・ミネラルも一緒に排出してしまうのでご注意を。

 

他にも、サツマイモを切ってすぐに出てくる乳白色の液体・ヤラピンも水溶性食物繊維です。ですので、サツマイモをお料理する際には、切る前に洗って、切ったらすぐにお鍋に入れてお料理することで、切ってから洗うよりも食物繊維が多く摂れます。
そして、さらに言うと切るよりも、そのまま頂いた方がさらに食物繊維が多く摂れます。
例えば、蒸す・レンジでチンするなどの方法です。牛乳とチンした玉葱・サツマイモを一緒にミキサーにかけて味を整えるとサツマイモのポタージュの完成です。サツマイモのモサモサ感が嫌な方には、こういったスープ類がオススメですね。

さて、「便秘」について「食物繊維」という切り口からお話をしてきましたが、いかがでしたでしょうか?お腹をスッキリさせるには、食べ物も大切ですが、他にも、便器に座った子どもたちの足元に台を置いたり、タオルなどを握らせて、いきみやすくする等色々と工夫はできますので、ぜひ、お試しください。

 

(おわり)

 

フードコーディネーター
黌農 祐子

黌農祐子(こうのうゆうこ)栄養士・調理師・フードコーディネーター・食生活アドバイザー・ティーインストラクター・ サプリメントアドバイザーなどの資格を有して料理研究家として活躍すると同時に、料理教室「COOKING STUDIO YU」の代表も務める。また、中学校・高等学校での家庭科の授業を通じて食育に関する指導を行ったり、愛犬・愛猫の食事に関しても手がけたり、多彩な活動に取り組んでいる。




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