プロのおすすめ食べもの紀行〜広がる・深まる食の世界〜

 

お餅のヒミツ

みなさんこんにちは。フードコーディネーター・栄養士の黌農祐子です。
いよいよ2011年。みなさんはお正月にお餅をいくつ食べますか?このお餅、お正月にはおせち料理とならんで必要不可欠な食材ですね。この当たり前のようにたべるお餅について、今回はお伝えしようと思います。

まず、お餅には、その製造方法で2種類あるということをご存知でしょうか?
ひとつめは、


(1)もち米を浸水して吸水→蒸す→つく(こねる)
   という製法でつくられたお餅。昔ながらの作り方です。

 

そして、もうひとつは、

(2)もち米を浸水して粉砕して粉にし、加熱したもの。
   (又は、もち米を粉にして、水を足して加熱したもの)


後者のお餅は、安価なお餅に多く、澱粉などを加えているものもあります。
(餅を買う時に、原材料をチェックしてみるとわかりますよ)


そのため、この粉砕して加熱した餅は、たとえばお雑煮にいれるなどご家庭で加熱をすると、溶けやすいのが特徴です。ただ、これは安価=品質が悪いというのではなく、たとえば、小さな子ども達や、咀嚼力の弱い高齢の方には適しているという面もあります。スーパーに同じように並んでいるお餅にも、違いがあるというのは面白いですね。

さて、そんなおお正月には欠かせないお餅ですが、おなじ「米」でも普段のお食事で頂く、お米=「うるち米」と「もち米」の違いはご存知ですか?

実は、ご飯で頂く米=「うるち米」と「もち米」はその成分が違うんです。「もち米」はアミロペクチン100%なのに対して、「うるち米」はアミロペクチンが65〜85%。
アミロペクチンとはねばり成分のことで、この成分が多いほど粘り気が多くなります。タイ米などを代表とするインディカ米では、アミロペクチンはほとんど含まれず、アミロースがほぼ100%となります。

 

ここで、もち米を使った代表的なご飯の「赤飯」を例にあげると、本来は赤飯はもち米だけで蒸して作るものですが、現在では、店頭に並んでいるものの多くは「うるち米」と「もち米」を合わせて炊いているものも見受けられます。
当然、食感はもち米100%に比べると、粘り気や風味に違いが出てきますが、うるち米と混ぜたものの方がお安くなりますので、消費者としても手軽に楽しむことが出来るんですね。ぜひ、店頭でも原材料を確かめてみてくださいね。


最後にご紹介するのは「なんちゃって餅」。
本来の餅の作り方とは違いますが、手軽にお餅を楽しめます。
まず、もち米を粉砕して、水と一緒にミキサーにかけます。そしてドロドロになったものを耐熱容器に。そのままレンジでチンすれば、なんちゃって餅の出来上がり。
もちろん、同じもち米が原料の白玉粉をつかってもできますよ。お試しくださいね。
それでは、今回も最後までお読み頂きありがとうございました。

 

2011年が皆さんにとって素晴らしい年となりますように。

お餅レシピ大募集!お正月の残ったお餅を美味しい一品に♪

お正月用に用意したお餅や、市販の鏡餅の中に詰まっている小餅・・・・余ってしまったお餅はどうされていますか?ピザやグラタン、はたまたオムレツに変身?皆さんご自慢のレシピをご投稿ください!

 

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フードコーディネーター
黌農 祐子

黌農祐子(こうのうゆうこ)栄養士・調理師・フードコーディネーター・食生活アドバイザー・ティーインストラクター・ サプリメントアドバイザーなどの資格を有して料理研究家として活躍すると同時に、料理教室「COOKING STUDIO YU」の代表も務める。また、中学校・高等学校での家庭科の授業を通じて食育に関する指導を行ったり、愛犬・愛猫の食事に関しても手がけたり、多彩な活動に取り組んでいる。




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