「無理なく楽しくお弁当づくり」

入園・進級の季節となりました。
この春からはじめてのお弁当作りになる方も多いのではないでしょうか。また進級の方の中にはお弁当作りに慣れてきた方もいらっしゃるかもしれません。
子どもたちが空っぽのお弁当箱を笑顔で持って帰ってきてくれるの
は本当に嬉しいですよね。

頑張りすぎは禁物

さて、お弁当作りが初めての方の中でよくあるのが「張り切りすぎ」。
中には朝の4時に起床してお弁当作りに奮闘されるママの話しも耳にします。もちろんそれが楽しみになれば良いのですが、無理なく楽にお弁当を作るのも、決して悪い事でも手抜きでもありません。

ちょっと考えてみるとわかるのですが、実は、ママが気合を入れて
作ったお弁当は、食べ手側である子どもたちのちょっとした負担になることもあるんです。ママたちが子どもの笑顔が欲しいのと同じように、いや、それ以上に、子どもたちはママの笑顔が見たいと思っています。

「空っぽにしたお弁当を持って帰るとママは喜ぶ」ということを子どもたちはちゃんと知っています。特に新年度スタートのこの時期は、子どもたちも新しい環境に緊張をしていたりで、食欲の無い日もあるもの。その点では、

「頑張って作ったんだから全部食べて!!!」

と無言のオーラが出ないように気を付けたいですね。
そこで大切なのが、子どもたちの負担にならず、食べきる楽しさを知ってもらえるお弁当づくり。これは、ママにとっては、小さな努力で喜んでもらえる賢いお弁当づくりでもあります。

お弁当作りの基本

まず分量。
通常のお弁当の基本形は、分量でいうと

ご飯:副菜(1品おかず):主菜(メインおかず)=3:2:1
でも、幼稚園の子どもたちに限っては、この限りにあらず。
ご飯:副菜(1品おかず):主菜(メインおかず)=1:1:1



で十分です。ちょっと小さいと感じるサイズのお弁当箱をちょうど3等分して、それぞれに、ご飯・主菜・副菜といれていく感じです。

これじゃ、「ご飯が少なくて、主菜が多いのでは?」

「お野菜が足りないのでは?」

と思われるかもしれませんが、お弁当づくりで大切な事は栄養を摂ることだけではありません。「一人で食べきった」「全部食べられた」という、子どもたちにとって負担にならないくらいでの小さな自信を積み重ねてあげるのも大切です。小さな自信の積み重ねは、やがてお弁当をつくってくれるママへの感謝の気持ちへもつながってくると思っています。


そして、子どもたちの体調を見て、「食が進まないな・・・」と感じた時は、おにぎりとおかず1品でも大丈夫です。
おにぎりって見た目よりもご飯が詰まっていて多すぎる事もしばしばですので、特に年少さんの場合は、必ず一口で食べられる量を計ってむすんであげる事が必要です。子どものお茶碗で軽く半分くらいが目安でしょうか。そして、子どもが「もっと食べたい!」と言ってくれるような状況をつくりだしたいですね。

色は3色で大丈夫



また、最近は、ケチャップで絵を描いたりするお弁当も流行っていますが、絵までは描かなくても、彩りは考えたいものです。おかずでは、

赤 ミニトマト
パプリカなど

緑 ブロッコリー
菜の花など


茶 味付けしたお肉類
(タンパク源)

この3色が基本で、あとはご飯の白。お弁当の本などでは「5色は入れましょう」と書いている場合もありますが、3色で十分です。炭水化物(ご飯・でんぷん質) たんぱく質(お肉・卵・チーズ等)ビタミン・ミネラル(野菜類)の3つがあれば十分です。

また、もしお弁当づくりに余裕があれば、ぜひ、ご自分の分も作ってみてください。そして、子どもが食べる時間に食べてみます。誰のアドバイスを聞くまでもなく


「冷えたらカタい。。」

「ちょっと味付けが薄いかも。。。」


などなど、気づく事もしばしばです。そして、彩りよくきれいに詰めたはずお弁当もバスにゆられ、元気に走り回る子どものカバンの中で崩れている事もよくあります。汁気の無いものを入れるのは基本です。そして、冷めても油っぽくならないものを心がけましょう。
慣れないうちは、小さなカップを使うのも良いですが、そういったものを使わずに綺麗に詰められるようにもぜひ頑張ってみてください。

キライな物も好きな物も程々に


そして、「子どもの好きな同じものを毎日入れる」のも
「毎日キライなモノを1個は入れる」のも考えものです。
適量を守っていたら、キライなものもみんなと一緒のお弁当タイム

に思わず食べられる事もあるのと同時に、毎日キライなものが
必ず入っているようでは、子どもたちの負担になります。
緩急をつけながら工夫をしてみてくださいね。


そして最後、一番大切なのは「安全」です。

手洗いは当然ですが、爪の中もしっかりブラッシングを。
また、しっかり加熱・しっかり冷ましてから詰めるのも
とても大切な事です。子どもたちの命は自分が守るという
気持ちで頑張りましょね。


                      黌農 祐子








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